高田 善夫さん
神奈川県から移住 自営業 50代

私の広島移住ストーリー

移住を決めたのは2020年。

まだ新年が明けて間もないその頃、世界は未知のウイルスに直面しその恐怖に震え上がっていました。

そのときの私は55歳。

29歳で脱サラ、故郷の岡山を離れて横浜でフリーのカメラマンとして26年、どうにかこうにか安定した生活を手にしていた私にとってコロナパンデミックは地方への移住を決断する大きなキッカケとなりました。

おそらく残りの後、2〜50年程の人生をこの横浜の地で静かに終えるのだろうと考えていた私でしたが「世界が大きく変わろうとしている今だからこそもう一度人生最後のチャレンジするチャンスじゃないのか?」と直感したのです。

当時会社勤めだった妻に「どっか地方へ移住しない?」と聞くと「良いよ」と即答したのでアッサリ決定!

サァ!でも、どこで何をやる?

そう考えたとき、故郷岡山にいた頃家族と遊びにいった瀬戸内海の穏やかな海を思い出しました。

よし!瀬戸内海に面した場所にしよう。

趣味のロードバイクで過去に何度かサイクリングを楽しみに訪ねたことのある、しまなみ海道が良い!

どうせなら自転車でしまなみ海道に訪れる人々に立ち寄ってもらえるような飲食店をやりたいなぁ

どんな飲食店にしようかな?

尾道から今治を目指して走るサイクリストがお昼頃に通過するしまなみ海道の中間地点「広島県にある生田島の瀬戸田」でサッと簡単に食べられるハンバーガー.スタンドにしよう。

本当にここまでアッと言う間に決まりました。

でも事実は小説より奇なり、「やる」と決めたら行動は早いのが私の性分です。

さあ!物件さがし

コロナ禍でガラガラの東名高速を自家用車で何度も往復して瀬戸田の物件探しをはじめました。

ネット情報の閲覧、片道700kmを走り現地を見学、道中「売物件」の立看板を見つける度に即電話して情報収集。

でも今にして思えばそうやって「足」を運ぶことが大事だったと思います。

自分が住みたい場所はどんなところなのか?を肌で知ることが出来ました。

半年ちかくそんなことを繰り返してどうにかこうにか手にすることが出来たのが今私が住んでいる瀬戸田港に面した土地なのでした。

そして移住、さらに開業

庭にコンテナハウスを設置し、慣れないDIYで飲食店の体をととのえ保健所の許可を得てハンバーガースタンドを開業出来たのは2021年7月20日。

ここまでで1年5ヵ月も掛かってしまいました。

とはいえコロナ禍で世の中が動いていなかったおかげで準備に時間を掛けてもそれほど問題とはならず寧ろプラスに働いたのかもしれません。

はじめての接客業、右も左もわからない飲食店経営、暗中模索の手探り営業ながらなんと今年で丸3年経過しました。

世界はコロナウイルスを克服し円安が追い風となりインバウンドも復活、お店も無事に黒字転換。

今はクラウドファンディングで出資を募りキッチンカーを作製し、新しい形態への挑戦をしようと計画しているところです。

客観的に見ると私たちの広島移住は偶々上手くいっただけなのかも知れません、ただ現実に毎日充実した日々を過ごせていることは紛れもない事実です。

もし今、移住を考えている方に私から出来るアドバイスがあるとするならばそれは只ひとつ、先ずはお目当ての地域に何度も足を運びそこで生活している人々と何度も会話をし、歴史や文化を吸収して欲しいということです。

とにかく自分のライフスタイルがその土地の文化と大きく乖離していないことをしっかり確認してください。

それさえ怠らなければ「こんな筈じゃなかった」なんて結果には決してならないと思います。

「人生100年時代」は当たり前の今、セカンドライフをはじめるのは50代60代でも決して遅くはありません。

まだまだ先は長いのです、大好きな広島の地でもう一度だけ人生のチャレンジをしてみては如何でしょう?

移住のステキを
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