30代のリアル
東京という沼
パソコンで「移住」を検索すると大体同じようなことが書いてある。
その中でも、東京から出て移住した私が今まで感じてきたこと・思ってきたことを
正直に書いていこうと思います。
大学の建築学科を出て新卒として働き始め、かれこれ10年以上東京で生活をしている。
だが、ふとした時に思う。「このままでいいのだろうか」。
きっと、この思いをしているのは私だけではないはず。
20代、新卒として社会と中に入り、初めて入った会社のルールや常識が社会そのもので自分という存在が徐々に固まっていく。
ある歌で「学生の頃は通知表に評価され、社会に出たら給与明細に評価される。
自分の価値は銀行通帳の残高に反映されているような感覚になる」という歌詞があり、
まさにその通りだと思った。
30代、キャリアをある程度積んできて世の中というものがわかってくる。
そして、自分という存在は今の仕事が向いているのか。もっと輝ける場所があるのではないかと悩んでくる。
東京にいて結婚をして何千万という自宅をローン組んで購入してしまえば、きっとこの「東京という沼」から抜け出せなくなってしまう。
私はこの将来が見えない沼から抜け出したかった。
太陽がよく顔を出し温かく、海・山などの自然豊かで風が吹けば稲穂が揺れるような原風景の残るところに行きたかった。
2023年末、その想いを胸に東京から出て移住することを決めた。
地域おこし協力隊という可能性
「広島県三原市」。
私はそこを移住先と決めた。
そこには私が思い描くものすべてがあった。
三原市には海もあり山もあり、温暖で晴れが多く雨が少ない。
穏やかな気候で過ごしやすい。田んぼも多く緑豊か。
さらには、新幹線も止まり広島空港もある。
「ぼーっと大きな空を満天の星空を眺めたい」「パチパチと音が鳴る焚き火がしたい」などの望みも叶う。
住むにあたっては快適で問題なく過ごすことができる。
あとは仕事。
今までのキャリアを活かしていく。プラス自分のやりたいこと・可能性を発揮できるところを探す。
会社に雇われその流れの中で生きるのは簡単だが、自分の力で自分の可能性を発揮できる仕事を探した。
そして、たどり着いた先が
「地域おこし協力隊」。
名前は知っているが、具体的に何をしているかは知らない人が多いと思うが、簡単に言うと市の中で問題になっているところの解決に向けて自分という素材をどれだけ活かせるかの仕事。
私は建築の経験を活かして三原市本郷町北方地区というところで地域活性化、空き家活用で自分自身の可能性を発揮している。
最後に
冒頭から暗い内容でしたが、その暗いところを私は一番に伝えたかった。
不安や葛藤が交じり合う30代。
30代の選択がこれからの未来に大きく関わるから、私の経験をみなさまに向けて書かせていただきました。
私は今、三原市の地域おこし協力隊として働いています。
移住に向けて仕事は大事です。大事ですが今の時代働き方は様々で、リモートで働くことだってできます。自分という存在の力が発揮できるところは昔に比べて大いに広がっています。
今一度、立ち止まって自分が望むものに真剣に向き合って考えてみると、自分が本当に望んでいる生活や仕事が「移住」をすることによって叶えられるのではないかと感じます。
これを読んでいるみなさまに、これから幸多いことを願っています。